こんにちは。子供の成長&身長サプリアドバイザーの「saki」です。
「子供の身長を伸ばす方法とは・・・」この類の情報はネット上に数多くあり、参考書などもたくさん出版されています。一見、ネット上の情報より参考書に書かれている情報の方が信憑性が高くて信頼できそうです。
しかし、その参考書を書いているのはお医者さんや医療関係者の方ばかりです。読み始めは「ふむふむ…なるほど!」と納得できる内容が多いのですが、最終的には高額なホルモン治療や、自社の商品に結びつけるような結末に…
私自身も子供の成長に関する知識が書かれた参考書を数多く見てきましたが、大半はそのような内容です。もちろん企業として利益に繋げたい理由もわかりますが…^_^;
ただ、成長期の子供を持つ親御さんが知りたいのは「自宅でも簡単に実践できる方法」だと思います。
その一方で、ネット上の情報も曖昧な部分が多く、少ない知識で適当に書かれているものもあります。当サイトの管理人である私は、管理栄養士という資格を所有し、職務経験上からも子供の成長に対する知識はある程度もち合わせているつもりです。実際に私自身も子供が2人いて、子供の身長が伸びなくて悩んだ経験もあります。そんな私だからこそ、成長期のお子さんをもつ親御さんに伝えられることもあると思います。
情報がすぐに手に入るからこそ注意しなくてはいけない!
今の時代はスマホがあるので、すぐにネット上の情報を調べることができます。でも実際に私が子供の身長のことで悩んだ際に思ったのは、
「あまりにもいろいろな情報がありすぎてどれを信じていいのかわからない…」ということでした。
ネットの情報の中には、
「えっ!?それちょっとおかしくない?」
「それ科学的根拠はあるの?」
なんて思ったりするぐらい曖昧な情報が書かれたサイトもたくさんありました。「子供の身長を伸ばす方法」というタイトルのサイトはたくさんありますが、きちんとした科学的根拠を元に、わかりやすくまとめられた情報はないのが現状です。
だからこそ、ここではネット上にある情報や成長に関する参考書、私の職務経験上の知識を全て集めたうえで、簡単にわかるようにまとめてみました。
これを見れば「子供の身長を伸ばす方法」の全てがわかるはずです。
基本的に人間の体の構造やメカニズムは変わりません。ですのでこの情報は、半永久的に参考にしていただける内容です。

諦めるのはまだ早い!?遺伝の壁は超えられます!
「私たち夫婦2人とも背が低いし、遺伝もあるだろうから…」
このように子供の身長が伸びる可能性を諦めてしまう親御さんは少なくありません。確かに遺伝は子供の身長に影響します。しかしその割合はたったの「25%」です。つまり、残りの75%は遺伝に関係なく身長が伸びる可能性が残っているのです。
【関連ページ】子供の身長は遺伝で決まる!?間違いだらけの情報と対処法。
実際に昔よりも子供の平均身長は伸びてきています。これを聞くと、子供の成長を諦めかけたことが非常にもったいなく感じるはずです。子供の成長を諦めなければ、将来の可能性は大きく広がります。これは大げさでもなんでもなく事実です。
子供の身長が伸びれば将来の可能性も広がる!?
身長が子供の将来に大きく影響する可能性があります。これは大袈裟でも何でもなく事実です。特に男の子の場合は「収入」に差が生まれることが調査結果でわかっています。
これはオーストラリアのシドニー大学及びキャンベラにあるオーストラリアン国立大学で2万人のオーストラリア人ボランティアを対象とした調査結果です↓
オーストラリアのシドニー大学の研究調査によると身長の高い男性は低い男性に比べて明らかに収入が多いとの結果が発表されています。これは、社会的ステータスの意識の違いが影響しているのではと、科学者たちは考えています。
男性の場合は特に「収入」に差が出てくるほど身長の高さは将来に影響します。もちろん男女問わず、高身長への憧れは大人になるほど強くなります。
「女の子は小さい方がかわいい!」
このように言われることもありますが、一般的にテレビに出ている芸能人やモデルさんを見ると、身長の高い方が多いのがわかります。雑誌を見ても身長が高いモデルさんが主に起用されていますよね。職業にしても身長が低いことで選択肢が閉ざされるものもあります。キャビンアテンダントはその典型的な例だと思います。
身長の差が将来の可能性を変えてしまう意味では、女の子とて例外ではありません。特に男性の場合は高身長に対する憧れが特に顕著に現れます。このデータをご覧ください↓
参照:www.kobekids.net/
こちらのアンケート結果からも分かるとおり、「あと少し身長が高ければ…」といった意見が非常に多いのです。でも大人になってからだとどうしようもありません。
なぜなら大人になってから身長を伸ばす方法は存在しないからです。(※猫背を治して身長を高くする方法もありますが、それでもせいぜい1cmから1.5cm程度です。残念ながら見た目ではほとんど変わらないでしょう^_^;)
だからこそ身長が高くなるかもしれない可能性を生かし、成長期にしっかり身長を伸ばすことが大切なんです。何もしないとでは、間違いなく圧倒的な差がつくことになります。
まずは子供の身長が伸びる仕組みを理解しよう!
まずは「どうして身長が伸びるのか」という仕組みを理解しないと始まりません。この仕組みを知ることで具体的にどのような方法で身長を伸ばせばいいのかを見つけることができます。
まず理解することは「身長が伸びる=骨が伸びる」ということです。
具体的に伸びる骨は「骨端線(軟骨)」と呼ばれています。骨端線(軟骨)は成長と増長を繰り返して成長し、身長を伸ばすことができます。この骨端線(軟骨)を伸ばすために重要になってくるのが「成長ホルモン」です。
[出典:www.ookikunaare.com]
さらに詳しく説明すると、成長ホルモンによって分泌された「ソフトメジンC」が骨端線(軟骨)に成長するように直接働きかけます。成長ホルモンは様々な要因があって分泌されるのですが、身長を伸ばすために最も重要なのは成長ホルモンではなく、肝臓から分泌される「ソフトメジンC」なのです。
このソマトメジンCによって骨端線(軟骨)が成長することで、骨のもとになるコラーゲン(繊維)が作られます。簡単にいうと骨の元になる繊維が作られるので、この時点ではまだ骨の土台しかありません。その骨の土台となるコラーゲン(繊維)はタンパク質(アミノ酸)で作られていて、そこにカルシウムとリンが吸着することで、私たちが想像している「骨」が生成されます。
[出典:www.ookikunaare.com]
つまり、成長ホルモンの指令を受けて肝臓が作り出したソマトメジンCが分泌され、骨を伸ばす骨端線(軟骨)が成長するときに、骨の元となるタンパク質(アミノ酸)からなるコラーゲンが作られ、そこにカルシウムとリンがくっつくことで身長が伸びるのです。
ちょっと難しくなっちゃいましたが、これが身長が伸びる仕組みです。重要なキーワードがいくつか出てきましたが、これは子供の身長を伸ばす方法を知るためには欠かせない内容です。このように体の成長の仕組みを理解することで「どうやって身長が伸びるのか?」ということが具体的にわかっていただけたはずです。
では、
・子供の身長を伸ばすための「成長ホルモン」の分泌を増やすにはどうすればいいのか?
・成長ホルモンの分泌を促進するために何が重要なのか?
具体的に次の項でご説明していきます。
子供の身長を伸ばすために欠かせない「三大生活習慣」
子供の身長が伸びる仕組みが分かったところで、どのように対策すれば子供の身長は伸びやすくなるのか。はたまた成長ホルモンの分泌が促進されるのかについてご説明します。
まず、身長を伸ばすために欠かせないのが「三大生活習慣」です。具体的には「運動、睡眠、食生活(栄養)」です。この3つのバランスを整えることがとても重要です。それでは一つずつ見ていきましょう。
三大生活習慣「睡眠」
「寝る子は育つ!」と言われるように、睡眠は子供の身長を伸ばす上で欠かせない生活習慣です。ちなみに「寝る子は育つ!」ということわざはある程度当たっています。なぜなら寝ている間に「成長ホルモン」が最も分泌されるからです。
以前は「夜の10時から翌朝の2時まで」に成長ホルモンが活発に分泌されると言われていたのですが、今は「睡眠後3時間まで」に訂正されました。なぜかというと、成長ホルモンが分泌されるのはノンレム睡眠(最も深い睡眠)時に多く分泌されると証明されたからです。
[出典:www.ookikunaare.com]
ノンレム睡眠は、睡眠後3時間がもっとも長く入りやすいと言われています。だから、睡眠後3時間の中でどれだけ長くノンレム睡眠に入り、成長ホルモンを活発に分泌できるのかが勝負なのです。そのために睡眠の質を高めなくてはいけません。
だから寝る2時間前までに食事を済ませなり、寝る前はスマホを見ないなど、脳を休める準備が必要なのです。細かくお話していくと情報があり過ぎるので、とりあえず睡眠で一番覚えておいてほしいことは、
「睡眠時は最も活発に成長ホルモンが分泌される。そのためには睡眠後3時間でどれだけ良質な睡眠をとれるかが勝負!」だということです。
それと一点だけ注意してほしいことがあります。それは「睡眠のリズム」です。睡眠のリズムがバラバラなのはよくありません。今日は夜9時に寝て、明日は夜の12時に寝る!といったように、睡眠のリズムが狂っていると良質な睡眠は取れません。これは注意していただきたいポイントです。
それ以外にも「睡眠」に関して参考にしてほしい情報があるので、それはこちらの記事でそれぞれ詳しく説明しています↓
【注意】おねしょ(夜尿)をしても睡眠は妨げてはいけない理由。
寝入り3時間で子供の身長は決まる!?良い睡眠をとる「6つのコツ」
三大生活習慣「運動」
次は「運動」です。運動といっても二種類あって、身長を伸ばすための「良い運動」、身長が伸びにくくなる「悪い運動」があります。
「良い運動」は適度に縦方向への刺激があるものです。例えば、バスケットボールやバレーボールなどが身長を伸ばすために効果的な運動だと言われています。
逆に、身長が伸びにくくなる「悪い運動」は、長時間地面に向かって負荷をかけ続ける運動や、急激な下方向への負荷がかかる運動です。例えば、サッカー、重量挙げ(あまりしないかも…)などがあります。水泳は賛否両論あるので、ここでは控えます。
ここで重要なのは「良い運動」と「悪い運動」分けることではありません。最も大切なのは「適度に体が疲れる運動をすること」なのです。適度に疲れる運動は、骨に対して軽い刺激になり、食欲もわき、適度な疲労感から質の良い睡眠をとることもできます。
運動に関しては、子供の身長を伸ばすために神経質に考えたり、何かを見直す必要はほとんどありません。学校で体育の授業もありますし、休み時間も外で遊んだりするはずです。これで十分です。放課後も外で遊んでいるなら文句ありません。
ずっと家でゲームばかりしていると身長だけでなく健康面、そして目にもよくないので「ゲームは〇〇時間だけ」といった感じで、制限を決めた方がいいのかもしれません。
ただし、何度もいいますがそこまで神経質に考えなくてもここは大丈夫です。むしろ、たくさん運動したからといって身長は伸びません。「疲れすぎて食欲がない」なんてことになれば元も子もありませんので…。
もっと詳しく「運動」のことについて知りたい方はこちらの記事にまとめています。こちらをご覧ください↓
三大生活習慣「食生活(栄養)」
子供の身長を伸ばすために栄養バランスが整った食事は欠かせません。日々、子供はエネルギーを消費しそれを補給しなくてはいけません。それは時に大人よりも多い栄養が必要で、成長期こそ積極的に摂るべき栄養素もあるほどです。
そんな中で子供の身長を伸ばすために重要な栄養素は「5つ」。さらに「+α」があります。
①タンパク質(アミノ酸)
②カルシューム
③マグネシウム
④亜鉛
⑤ビタミンD
【+α】アルギニン
それぞれ簡単にご説明します。
タンパク質
タンパク質は、身長を伸ばすのに欠かせない栄養素の一つです。なぜなら、タンパク質は骨の材料にも、成長ホルモンの材料にもなるからです。
その他にも、筋肉や皮膚、髪の毛、DNA、RNAなどあらゆる細胞になります。また、たんぱく質はアミノ酸が集まって出来た栄養素です。
タンパク質は、いろいろなところで消費されるので、多く摂取する必要があります。特に成長期には、大人よりも多くのタンパク質を必要とします。
カルシウム
成長に欠かせない栄養素の一つである「カルシウム」。実はカルシウムは不足しがちな栄養素でもあります。 骨の芯となる部分はコラーゲンというタンパク質の一種から出来ています。そのコラーゲンにカルシウムとリンが吸着することによって、骨端線(軟骨)が膨張し、骨が伸び、身長が伸びるというわけです。
また、成長期の骨は毎日生まれ変わっていますので、1度にたくさんとればよいというものではなく、毎日継続して摂ることが何よりも重要です。
さらに、カルシウムは口にしてから体内へ吸収される割合(吸収率)があまり良くない栄養素でもあります。 そのため、より意識して摂りいれる必要性があるのです。
マグネシウム
これはカルシウムの吸収を助ける栄養素です。それだけではありません。そのほかにもたんぱく質の合成を高めたり、エネルギーの代謝にも役立ったりと体の機能調整には欠かせないミネラルです。
亜鉛
亜鉛は身長が伸びるために必要な微量元素です。亜鉛は、ホルモンなどの原料になるタンパク質や、遺伝子をつくる酵素に含まれています。また、骨の成長に直接関与しています。
その他にもタンパク質の吸収も助けることができます。
ビタミンD
ビタミンDは日光(紫外線)から吸収し、皮膚の中で合成して作ることができます。
日中の適度な運動は子供の身長を伸ばすために必要な生活習慣の一つですが、ビタミンDを合成し、カルシウムの吸収を助けるためにも重要な栄養素です。
今ご紹介した「5つの栄養素」も欠かせませんが、さらに直接成長ホルモンの分泌を刺激することができるものがあります。それが「アルギニン」です。(※アルギニンについて詳しく知りたい方はこちら)
これも食物からある程度なら摂取することができます。ただ、本来はサプリメントで飲むほうが望ましいとされています。なぜなら食物は体内に入ると一度分解されるため、アルギニンの吸収率が悪くなるからです。
そんなアルギニンの効果は「ある試験のデータ」が根拠になっています。その実験結果を見ていただければ分かります↓
コペンハーゲン(デンマーク)の6歳の子供203人(男児94人、女児109人)について、アルギニン(タンパク質中の)の摂取量が身長の伸びにどのように影響するかが検討されました。試験期間は3年間でした。その結果、アルギニンの摂取量が多い子供の身長は、少ない摂取量の子供より身長の伸びが大きいことが明らかになりました。特に女児ではその結果は明らかでした。一方、男児の場合はその傾向が見られました。
これら「5つの栄養素」と「+α」のアルギニンを成長期に必要な摂取量を満たすことによって、子供の身長が伸びやすい体づくりができます。どの栄養素がかけたとしても成長に悪影響を及ぼすので、バランスよく摂ることが重要です。
後で詳しくご説明しますが、各家庭によって一番差が出てくるのはこの「食生活(栄養)」だと思います。
「三大生活習慣」の中で最も重要なのは!?
身長を伸ばす上で重要な「睡眠、運動、栄養(食事)」の3つの生活習慣をご紹介しましたが、この中で改善する意味があり、また子供の身長が伸びるかもしれない可能性を秘めているのは「食生活(栄養)」です。これは間違いありません。なぜなら根拠があるからです。
戦後数十年の間、日本人の平均身長は伸び続けています。では一体、この数十年の間に私たちの生活で何が変わったのでしょうか…。
例えば「睡眠」。
今と昔とで睡眠時間にそこまで違いはあるでしょうか?
現代の子供のほうが寝る時間も遅く、朝も早いことが多いので睡眠時間は減ってきています。ただ、全体的に見ると今と昔とでそこまで大差はないと思います。
それなのに現代の子供の方が平均身長が高くなっているのはどうしてなのでしょうか…。
つぎに「運動」。
適度な運動がもっとも効果的だと説明しましたが、これもどうでしょうか?
昔の子供は部活もなく運動をし過ぎることもありません。もちろんテレビやゲーム、携帯もなくみんな外で遊んでいたのではないでしょうか。
ここは現代の子供と比べても、昔の子供の方が明らかに身長が伸びやすい運動をしていると思います。それなのに平均身長が現代の子供のほうが高いのはなぜでしょうか…。
そこで最も注目すべきは「食生活(栄養)」なのです!
戦後数十年の間、生活習慣の中で最も変化したのが「栄養(食事)」です。昔は和食中心の食事でしたが、現在は食の欧米化が進んで大きく食生活が変わりました。昔よりも摂れる栄養も豊富になり、高級だった肉類や魚類、卵や乳製品も何の不自由もなく食べることができます。
もちろん、昔の子供たちが食べていた食事も悪いわけではありません。健康志向で魚類や穀物類などの和食中心だった昔の子供たちは、現代の子供がよくかかる現代病(アレルギーなど)にもほとんどかからなかったでしょう。
ただし、身長を伸ばすということだけに着目すれば、動物性タンパク質がたくさん入っている肉類や、乳製品などに含まれるカルシウムがどれだけ子供の身長を伸ばすために重要で、平均身長に大きく影響してきたのかわかっていただけるはずです。
もちろん昔は、ただ単純に食べる量が少なかったのもあると思いますが…。しかし、食べる量にしてもすべて「食生活(栄養)」であり、しっかり栄養を満たすことの重要性が高いという証拠です。
子供の身長を伸ばすために重要なのは「食生活(栄養)」です!
「睡眠、運動、食生活(栄養)」の3つを比べて、「食生活(栄養)」がどれだけ子供の身長を伸ばすために重要なのかわかっていただけたはずです。これは長い間、日本人の平均身長や生活習慣から出た科学的根拠です。
「睡眠が最も大事!」「運動すれば身長もぐんぐん伸びる。」といった情報もネット上にありましたが、「食生活(栄養)」が子供の身長を伸ばすためにもっとも大きな可能性を秘めていることは紛れもない事実です。
「食生活(栄養)」を親としてどうサポートするかによって、子供の身長がすくすく伸び、将来の可能性が広がるといっても過言ではありません。さらに「食生活(栄養)」はそれぞれの家庭で食べるものも違うので、一番差がつくところです。
私自身も二児の母親なので、子供の成長のことでたくさん悩みました。いろいろ調べているときに、たまたま知恵袋にこのような悩みをもっている方の書き込みがありました。その質問と回答はこちらの内容です↓
一見、普通の回答のように思いますが、私はこの内容に疑問を感じました。
・なぜ、質問者の方の家庭で実際に毎日作られている料理を見ていないのに、栄養が満たされているとわかるのだろうか…
・徐々に子供の身長は伸びてくると、どうして言い切れるのだろうか…
確かに親として子供の成長を見守ることは大切ですが、そんなことはもう既にやっているんじゃないでしょうか…。その上で身長が伸びなくて悩んでいる親御さんがほとんどのはずです。
質問者の方がこの回答で、納得されたかどうかはわかりません。ただ、私が質問者の立場であれば、これで納得することは到底できません。アドバイスするなら的確な情報で、科学的根拠をもった情報を提供するべきだと思います。
このような情報を信じてしまい、もし子供の身長が低いままだったらどうでしょうか…?
やれることをやり切ったなら諦めもつくと思いますが、明らかにこの状況だと将来的に後悔する可能性がとても高いと思います。それは子供だけでなく親も同じです。だから、親としてやれることはすべてやってあげるべきだと思います。その上で子供の成長を見守ることが大切なのです。
では具体的にどうすればいいのか?
ちなみに子供が1日に必要な栄養ってどれだけ多いか知っていますか?
まずはこの画像をみてください↓
びっくりするほど多くないですか?
これが成長期の子供が1日に必要とする栄養です。身長を伸ばすために効果的な「アルギニン」や「オルニチン」などの成分は一切含まず、最低限必要なものがこれだけあるのです。
これを毎日食べるのは大変ですし、作るほうも大変だと思います。ましてや、好き嫌いが多いのが子供の特徴です。食べれないものや、量が多過ぎて食べ切れないこともあると思います。
親は子供の成長のことを思い、「好き嫌いせず、残さず全部食べてほしい!」と思いがちですが、子供はそれをストレスに感じることもあります。嫌いなものはどうやっても食べることはできません。
【関連ページ】【危険】嫌いなものを食べ続けるとストレスで子供の身長が伸びない?
なんとか克服して食べることもできるでしょうが、嫌いなものを全て克服することは無理でしょう。さらに、毎日嫌いなものが出る食事の時間が楽しいと思えるでしょうか…。私なら苦痛でしかないと思います。
そうなってくると子供は食事自体にストレスを感じるようになります。ストレスは成長ホルモンの分泌を悪くするので、逆に身長が伸びにくくなります。そんなことになれば元も子もありませんよね^_^;
実際に私の子供も偏食で、上の子は野菜嫌いな上に魚もあまり食べません。弟は野菜と魚を一切食べることができないという偏食ぶりです。
では、そんな子供がどうやって大切な成長期に不足した栄養を満たせばいいのでしょうか…。
成長期に不足した栄養を満たすのは簡単です!
その答えは、身長サプリメントや成長応援飲料などの「子供の成長期サプリメント」で栄養を補う方法です。(※これ以降、当サイトではわかりやすいように成長期サプリメントを『身長サプリメント』と呼びます。)
【関連ページ】【タイプ別おすすめ】子供の身長サプリメント初心者ガイド!
これを聞いた方の中には、「子供に身長サプリメントって…」という方もいたり、「自分で作る料理でなんとか…」という親御さんもいるでしょう。
私たち大人もサプリメントを飲みますが、その目的は健康維持です。ただし、子供が身長サプリメントを飲む目的は健康維持ではなく、「成長のため」に飲みます。本来、どちらが本当にサプリメントを必要としているかはすぐに分かって頂けると思います。
ちなみに親が作った料理で、子供が成長期に必要とする栄養を毎日満たすことは本当に大変です。私は管理栄養士として日々健康に関して勉強し、職務経験もありますが、二児の母親として子供の食事を完璧に作れたことなんてありません。むしろ、毎日作る自信もありません。1、2日ならまだしも、毎日なんてとてもじゃないけど無理です^_^;
だからこそ、子供には「身長サプリメント」が必要不可欠なんだと確信しています。
私の知り合いのママさんの間でも、身長サプリメントを子供に飲ませている方はたくさんいます。特に周りに言うことでもありませんが、実は子供に飲ませているという親は結構多いです。特にスポーツをやっている家庭なら、ほぼ100%に近いぐらいの確率で飲ませているのではないでしょうか…。
ここで一つだけ言えることは、
「何もしないのとでは、将来大きな差が生まれる」ということです。
正直なところ、睡眠と運動に関しては子供自身の意思(やる気)が大きく関わってきます。その点、食生活(栄養)は親が全て握っているようなものです。ある意味、親としてはここぐらいしか子供の成長をサポートできないのが現状です。だって子供の代わりに睡眠をとったり、運動することはできませんから…。
親のサポートが子供の将来を決めるかもしれないのが成長期です。何度も言いますが、親として出来る限りのことをやってあげないと後で絶対に後悔することになるのは目に見えています。
まとめ【結論】
子供の身長が伸びるメカニズムから、身長を伸ばす方法についてすべてお伝えしました。もちろん、もっと細かい部分を話せばキリがないので「子供の身長伸ばす上で最も重要なこと」、そして「親がやるべきこと」をお伝えしました。
この情報は冒頭でも言いましたが、正しい情報をみなさんにお伝えするために、様々なネット上の情報、子供の成長に関する参考書、私の職務経験上の知識を集めて上でここにまとめました。すべて科学的根拠や確かなデータをもとにお伝えしています。
ここで今までご紹介した内容をここでわかりやすくまとめてみます。
睡眠
【重要なこと】
睡眠時は最も活発に成長ホルモンが分泌される。そのためには睡眠後3時間でどれだけ良質な睡眠をとれるかが勝負!
【注意点】
寝る2時間前までに食事を済ませなり、寝る前はスマホを見ないなど、脳を休める準備が必要。さらに毎日決まった時間に寝るために「睡眠のリズム」を整えることも良質な睡眠をとる上で大切!
運動
【重要なこと】
最も大切なのは「適度に体が疲れる運動」。適度に疲れる運動は、骨に対して軽い刺激になり、食欲もわき、適度な疲労感から質の良い睡眠をとることができる。
【注意点】
あまり神経質に考えなくても大丈夫。学校で体育の授業や、休み時間も外で遊んだりするだけで十分。放課後も外で遊んでいるなら文句なし。
食生活(栄養)
【重要なこと】
食生活(栄養)が子供の身長を伸ばすためにもっとも大きな可能性を秘めている親としてどうサポートするかによって、子供の身長がすくすく伸び、将来の可能性が広がると言っても過言ではない。毎日の不足した栄養を簡単に満たすなら身長サプリメントや成長応援飲料などの「子供の身長サプリメント」で補うのが子供のためでもあり、親のためでもある。
【注意点】
好き嫌いが多いのが子供の特徴で。食べれないものや、量が多過ぎて食べ切れないこともある。親は子供の成長のことを思い、食べれないことに対して怒ることで子供はストレスを感じる。その結果、成長ホルモンの分泌が悪くなり、身長が伸びにくくなる。まずは「食べることが楽しい!」と思える空間を用意してあげることが重要。だから手軽に栄養を補える「子供の身長サプリメント」が必要不可欠である。(※身長サプリメントを選ぶコツはこちらで解説しています。)
最後にこれだけは知っておいてください!
いくら良質な睡眠をとり、身長を伸ばすための運動して、毎日の栄養バランスを整えたとしても「ある重要なこと」が欠けていると子供の身長は健やかに伸びません。
そのある重要なこととは「親の愛情」です。
子供の身長を伸ばすために親の愛情は必要不可欠です。親の愛情は必ず家庭環境に現れます。家庭環境が落ち着いていないと子供は早く大人になろうとして、成長期を他の子供よりも早く迎えてしまうことがあります。そうなると身長が伸びる期間が極端に短くなってしまいます。
過度に子供の成長を期待しすぎるのもよくありません。子供からするとそれはプレッシャーになるだけですし、自分自身ではどうしようもありません。
「愛情をもってじっくり子供の成長を見守る」
これが子供の身長を伸ばす上で絶対欠かせないことです。
良質な「睡眠」や、成長に効果的な「運動」も欠かせない生活習慣ですが、親が子供にしてあげられることは、普段の食生活を気をつけながら栄養バランスの整った食事を心がけ、子供の身長サプリメントなどで不足した栄養素を補ってあげることです。
まずは三大生活習慣を見直し、出来るところから一つずつ改善していきましょう。何も努力をしないのとでは必ず将来差がでてきます。
もちろん何かやったからといって、期待している効果はすぐに現れないかもしれません。しかし、それは成長途中の段階です。じっくり焦らず子供と二人三脚で成長を共に歩んでいけば、数年後の結果は必ず変わってくるでしょう。